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エゴノキと虫こぶ

科属:エゴノキ科エゴノキ属

時折夏を感じるような日差しになって緑もより濃くなってきました。5月に開花するエゴノキを紹介します。 中心に黄色いシベをもつ小さな白花が、繊細な枝に無数につり下がります。エゴノキは山野の落葉樹によく見られますが、園芸品種には花が桃紅色でベニバナエゴノキとよばれる“ピンク・チャイム”、枝がたれ下がるシダレエゴノキなどがあります。また、樹皮はなめらかで、美しい暗褐色をしています。

科属:エゴノキ科エゴノキ属
学名:Styrax japonica
漢字表記:売子木・野茉莉
花期:5〜6月
花色:白色、淡紅色
樹高:4〜15m
園芸分類:落葉高木
耐寒性・耐暑性:耐寒・耐暑性強い 原産地:日本
栽培適地:全国
花言葉:壮大
誕生花:――
撮影地都立水元公園
撮影日:2009.06.04
カメラ:Canon EOS 30D

1600×1200ピクセル 照明器具のような形の花姿


枝いっぱいに咲く様は雪のよう
全国の山地や谷や、山麓の雑木林、小川のほとりなどで見られます。
都立水元公園の水元小合溜では、キャンプ場や水元公園サービスセンター付近で観察できます。
5〜6月、新枝の先に白に花が1〜6個垂れ下がってつきます。

1600×1200ピクセル
花の中にある黄色いものは、雄しべで、10個あります。それより少し長いものが雌しべです。

1600×1200ピクセル 白い花が青空に映える

冬芽にできる、猫の足?
花の時期、エゴノキを観察してみると、花や果実とは違う、不思議なものを発見します。
じつは、これは冬芽に寄生した、エゴノネコアシアブラムシという虫が作った、エゴノネコアシフシという「虫こぶ」なのです。

1600×1200ピクセル アブラムシの住家(虫こぶ)、エゴノネコアシフシ
形が猫の足に似ていることから、このような名前がつけられました。
7月頃になると、虫こぶが開いて、中からエゴノネコアシアブラムシが出てきます。

1600×1200ピクセル 葉を巻いて虫が住家にしたオトシブミ

若い果実は石鹸に、熟した種子はヤマガラが
花が終わると、白にうっすらと緑がかった若い果実が鈴なりになります。

1600×1200ピクセル エゴノキの若い果実
昔はこれをすりつぶして、石鹸の代わりにしたそうです。また、8〜9月頃熟す種子は、ヤマガラの大好物です。

水辺のふれあいルーム通信 平成21年5月20日号から引用

外部参考リンク
虫こぶのできる木
虫こぶ(虫えい)について

関連参考サイト
エゴノキ科

関連参考図書紹介





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