![]() |
わりと何処にでもある植物ですが、絵になる風景にはなかなか出会えません。 秋を代表する植物の一つで、秋の七草(尾花)に数えられ、お月見に供える盛り花にはなくてはならない花材で、とくに茶花として使用されます。 名前の由来は、「すくすくと立つ木(草)」という意味から名付けられたとする説や、神楽に用いる鳴り物用の木「スズの木」を意味している、などがありますがはっきりしていません。 山野に群生し、1〜2メートルの高さになります。穂の色や葉の広狭、模様の有無などの形態から多数の変種に分けられ、鑑賞用や花材では葉に矢羽形の淡黄斑のある「タカノハ(鷹の羽)ススキ」、白斑が縦に入る「シマ(縞)ススキ」などの種類があります。 かつては農家で茅葺(かやぶき)屋根の材料に用いたり、家畜の餌として利用することが多かった。そのため集落の近くに定期的に刈り入れをするススキ草原があり、これを茅場(かやば)と呼んでいた。 尾花(オバナ)はけものの尾のようにみえることから、カヤは萱葺(カヤブキ)屋根の材料に用いられることから、「刈屋根」がなまっていわれるようになった。 |
科属:イネ科ススキ属 学名:Miscanthus sinensis 漢字表記:芒、薄 花期:8〜10月 花色:銀白、淡紫色など 園芸分類:多年草 草丈:60〜200cm 原産地:東南アジア、日本 花言葉:努力、勢力、活力、悔いなき青春、心が通じる、なびく心 誕生花:9月7日、9月15日、9月29日、10月22日 撮影地:都立水元公園他 撮影日:2008.10.28 カメラ:Canon EOS 30D |
|