ペットの花粉症
花粉症は人間だけのものではありません。実は人間以外の動物も花粉症にかかります。つまり、ペットとして一緒に暮らしている犬も花粉症にかかることがあるということです。
花粉症のメカニズムは、人間も動物も同じで、身体の中にある免疫系という、異物を排除しようとする仕組みによって引き起こされます。花粉症というのは、花粉という異物を排除しようとして、過剰反応を起こす結果、くしゃみや鼻水、涙や咳といった身体反応が引き起こされるものです。そして、そのきっかけは大量の花粉を吸い込むことです。飼い主が花粉症になるくらい大量の花粉が飛散している地域に住んでいれば、そのペットも同様に花粉症になる可能性はかなり高いと言えます。
ペットが花粉症になった場合には、かかりつけの獣医さんに相談すると良いでしょう。花粉症の症状は、人間と同じように、くしゃみをしたり涙を流したりというものなので、普段と違うな、という感じがしたら獣医さんに相談してみてください。
動物の花粉症にも薬があるということなので、症状がひどいようなら薬を飲ませて、症状が緩和するようにしてあげると、ペットも喜ぶでしょう。
動物は自然の生き物だから、花粉症にならないと思われがちですが、やはり動物の中にもデリケートなこたちがいるのですね。
花粉の飛びやすい日
花粉症になると、花粉の飛散状況が気になるので、天気予報をよく見るようになります。花粉症の原因になる花粉は、遠くから飛んでくるものがあります。最も有名な杉花粉症の原因物質である杉の木の花粉は、数十キロ先まで飛ぶそうです。
花粉というのは、植物が子孫を残すために飛ばすものです。生物の子孫を残すための戦略は、実によく設計されており、花粉も天気の状況によって、飛び方が変わってきます。それゆえ、花粉症の人にとっては、今日が花粉の飛びやすい日なのかどうか、ということが重要になってきます。
花粉の飛びやすい日というのは、最高気温が摂氏15度以上で、湿度が60%以下の日だと言われています。花粉は水分を吸うと重くなり、遠くに飛ばなくなるため、湿度が高い日にはあまり花粉を出さないそうです。また、気温が低いと上昇気流が生じないので、これまた遠くに花粉が飛ばせないため、花粉をあまり出さないということです。
こ花粉が飛びやすい日の条件を見ると、花粉症の人以外にとっては、天気が良くてカラッとした心地よい日ですが、花粉症の人にとっては大量の花粉が飛ぶ悲惨な日、ということになります。
花粉の飛びやすい日について知らなかった人は、今後は天気予報を見て、良い天気、でも花粉が飛ぶ日だ、と考えて薬を飲んだり、マスクをしたりしてください。
花粉症と減感作療法
花粉症の治療方法の一つに減感作療法というものがあります。減感作療法というのは、まず、アレルギー症状を引き起こす原因=アレルゲンを特定します。その上で、そのアレルギーの成分を長期間に渡って少しずつ身体に注入することで、そのアレルゲンに身体を慣れさせていく治療法です。花粉症の場合だと杉花粉のエキスなどを使うようです。花粉症の治療法として効果があることは分かっているのですが、治療に必要な期間が数年間かかるのと、この減感作療法を行なえるお医者さんや病院が限られているのが難点です。ただし、花粉症の治療法としては、今のところ唯一、完治させることができるとされている方法です。
花粉症治療の最終手段とも言える減感作療法ですが、先に挙げたように難点があり、今のところまだそれほど普及はしていません。とはいえ、本当に花粉症の症状がひどくて悩んでいる人であれば、受けたいと思うのではないでしょうか。いまのところこの減感作療法を受けることができる場所は限られていますが、今かかりつけのお医者さんなどがいる方でも、相談してみると紹介してもらえるかもしれません。数年かかっても、完治してしまえばその後数十年にわたって、花粉症に悩まされることがないというのであれば、やはり気になりますね。
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