北区王子神社の王子田楽





撮影日:2001年8月5日 16:00〜17:00 毎年1回日程詳細は電話で問い合わせてください。
王子神社 電話03-3907-7808
東京で唯一、全国でも数十ヶ所にしか伝わっていない貴重な珍しい田楽の奉納。中世に流行した田楽の姿を良く残していると言われています。
王子田楽の起源は、芸態や王子神社の歴史などから考えて、南北朝時代(後醍醐天皇在位の1318〜39年)頃ではないかと思われますが、断定できる資料はありません。


最大の特徴は木あるには竹を数十枚つづったササラという楽器を踊りながら鳴らします。左から1と3番目の子どもが手にもっているのがササラ。 現代に残された数少ない田楽という芸能の中で、しかもその芸能の基本的要素をしっかりと伝承してきた王子神社の田楽は、他の地方と比べてもどこのものとも似ていない独特のもので、往時の日本の伝統文化の高さを今に伝える文化財の顕著な例として、広く日本の文化遺産として高く評価されています。


王子田楽の武者2名を「四魔帰」と呼びますが、田楽本来の呼び名としては「尻巻(しまき)」で、「尻巻」とは田楽衆を取り巻いて警護する武者のことなのです。王子において「四魔帰」と字を当てたところに魔帰しの思想を折り込んだ創作者の意図が感じられる訳です。


この田楽の御一行を王子神社宮司がお招きするのに「七度半」というお使いを立てます。何度もかなわず、ようやく八度目に田楽方の登場がかなうのですが、お使いは社殿と田楽方との間を七回半行き来するわけで、「七度半」と呼ばれます。


その御一行を鎧武者3名、(露払い武者1名、四魔帰(しまき)武者2名)が警護して待機します。四魔帰武者はそれぞれが各7本づつの太刀を帯び、大きな力、多くの力を表現します。王子田楽の武者の異形は全国に例を見ない名物的存在です。


参考出典;王子神社・王子田楽衆発行パンフレット
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